米企業の Speedplay は、留め具なしのロードペダル市場に参入した最も新しい企業ですが、世界中のプロ、アマ両方のライダーにごく短期間で大きな衝撃を与えました。その人気の秘訣は軽量、シューズとペダル アクスルの接近 (より効率的なパワーの伝達)、フロート (クリートがペダルに付いたままで動き回れる量) の増加、そしてペダルからのクリートリリース角度の調節機能にあります。

 

ペダル自体はペロペロキャンディのような形をしたとてもシンプルな作りで、詰まりや故障の原因になるような部品は最小限に抑えられています。優れている点は、ライダーがペダルストローク内の動きの好みに応じてクリートを調節できる範囲が広いことです。かさばって見えるクリートを見て怖気づかないでください。実際には、組み合わされたペダルとクリートの距離は、他の多くの留め具なしペダル・クリート組み合わせより小さいのです。また、外側メタルプレートがクリートの実働部分を保護し、システムの寿命を延ばします。バイクを降りる時は Coffee Shop カバーでクリートを保護できます。メンテナンスはごく簡単で、交換部品やアップグレード部品はすぐに入手できます。

 

ツール・ド・フランス Green Jersey 覇者の Peter Sagan など多くのプロライダーやチームが Speedplay を使用しており、2012 年のロンドンオリンピックでは、大英騎士帝国チームも使用し、個人タイムトライアルで勝利をものにしました。